一眼始めたいんだけど、どれ買っていいか分からない…
任せて!予算別におすすめをまとめたよ!
一眼レフ・ミラーレスカメラを始めたいけど、何を選んだらいいのか、どれくらいの値段のものがいいのかって悩んでいませんか?
メーカーや値段相場、初期費用などさまざまな疑問があると思います。
後悔しないように、あなたの目的と予算設定にあったおすすめのカメラを見つけましょう。
この記事を読むと後悔しないあなたにとってのベストな一眼レフ・ミラーレスカメラが見つかります。
- カメラ選びのFAQ
- 予算別のおすすめカメラ
- おすすめレンズ
- 一緒に買うべきその他のカメラ用品
カメラ選びのFAQ
私はこれまで多くの友人のカメラ選びを手伝ってきました。
その経験を踏まえ、一眼レフ・ミラーレスカメラを始めたい時によくある質問と答え(FAQ)を紹介します。
- メーカーのおすすめはありますか?
-
初心者に優しくレンズの豊富なCanonがおすすめ!
一眼レフ・ミラーレスカメラは多くのメーカーが扱っていますが、私はCanon推しです。
理由は初心者に優しいからです。
撮りたいイメージに合わせた撮影モードの設定が分かりやすく設計されています。
また、レンズの豊富さの面からも選択肢が多い点でCanonがおすすめです。
描写の面で言えば、人物、風景、どんなものでもきれいに撮れるオールマイティーなカメラが多い印象です。
- 一眼レフとミラーレスとどっちがいいですか?
-
特に光学ファインダーを覗いて撮ることにこだわりが無ければ、ミラーレスカメラでOK!
ここ最近ではCanonを始め各カメラメーカーはミラーレスカメラの開発に力を入れています。
一眼レフの魅力は直接ファインダーで見たものを撮ることだと思いますが、ミラーレスでもEVF(電子ビューファインダー)を覗いて、撮ることができその精度も格段と上がってきています。
もし、これからカメラを始める方で、よほど一眼レフでなきゃ駄目な理由がない人はミラーレスカメラをおすすめします。
- レンズは何を買えばいいですか?
-
キットレンズ(ボディとセットのレンズ)なら広角から中望遠まで撮れる高倍率のものがおすすめ!
ボディと別で買うなら、50mmの単焦点レンズがおすすめ!
ボディーとレンズがセットになったレンズキットは別々で買うよりもお得です!
まずは、レンズ一本で撮ってみたいという人は、広角18〜24から中望遠105〜135までの焦点距離をカバーするレンズがオススメです。
また、一眼レフ・ミラーレスの魅力といえば、背景のボケ具合!これを始めから手軽に味わいたいなら50mmの単焦点レンズがオススメです。
50mmの単焦点レンズの魅力についてはこちらの記事を参考にしてください。
予算20〜50万円
やるからには本気でやりたい方はこの価格帯!
おすすめ度
EOS R5(ミラーレス)
- 約4,500画素のCanon最高の描写性能
- 人物・動物・車のAF
- 8段の手ブレ補正
- 8K/30Pの動画撮影
- 20コマ/秒の高速連写
私も愛用しているEOS R5
魅力はなんと言ってもその画質!
解像度オバケと勝手に呼んでいますが、普通の写真とは比べ物にならないほどきれいに撮れます。
当たり前ですが、スマホの写真とは比べ物になりません。
もちろん、写真はレンズが大事ですが、処理する映像エンジンも解像感に大きく貢献しています。
試しにEOS R5で撮ったバナナを見てください。
すご!めちゃくちゃキレイ!
でもなぜバナナ?(笑)
ほんとにキレイだよね!
特に意味はないよ(笑)
上の写真のように、家にたまたまあったバナナも、EOS R5を使えば、まるで広告写真のように撮れちゃいます。
- シャッター音が静か過ぎる
- 8K動画撮影時の発熱
- 高感度時のカラーノイズ
素晴らしいところばかりのEOS R5ですが、強いて残念なところをあげるとすれば、3つだけ。
1つ目はシャッター音です。
とても静かなので、いつシャッターを切っているか分かりにくいため、モデルさんとのコミュニケーションが取りづらいです。
しかし、逆を言えば、それほど静かなので、音をあまり立ててはいけない場所での撮影にはもってこいですね。
2つ目は8K動画撮影時の発熱です。
撮影中に温度が上がりすぎて撮影ができなくなることがあります。
これも長時間連続して撮らなければ、特に問題はありません。
3つ目は、カラーノイズです。高画素機にはよくある問題ですが、高感度になるとカラーノイズが目立つようになります。
あまり感度をあげないように気をつけてあげれば回避できます。
以上を踏まえ、EOS R5がおすすめなのはこんな人!
- 写真だけでなく動画も撮りたい人
- 最終的にプリントアウトして写真を楽しみたい人
- 写真で稼いでいきたい人
おすすめ度
EOS R6(ミラーレス)
- 8段の手ブレ補正
- 人物・動物・車のAF
- 20コマ/秒の高速連写
- 常用最高ISO感度102400
EOS R5と同時期に発売されたEOS R6
大きな違いは、大きく分けて4つ!
- 画素数
- 動画性能
- 常用ISO感度
- メモリーカードスロット
EOS R5 | EOS R6 | |
---|---|---|
画素数 | 約4,500万画素 | 約2,010万画素 |
動画性能 | 8K/30P | 4K/60P |
常用ISO感度 | ISO100〜51200 | ISO100~102400 |
メモリーカードスロット | CFexpress×1, SD×1 | SD×2 |
EOS R6の魅力は、常用最高ISO感度が102400だということ。
つまり、シャッター速度が下げられないとき、絞って撮りたいとき、どうしてもISOを上げないといけない、夜景の撮影をする人にはめちゃくちゃおすすめです。
シャッター音速度、絞り、ISOの関係については以下の記事で詳しく説明しています。
多くのEOS R6ユーザーは、高感度でも写真にノイズが乗らない(ザラザラにならない)ことに感動しています。
め、めちゃくちゃ、欲しい…
- シャッター音が静か過ぎる
- 約2010万画素の解像度
- SDカードスロット
残念なところは、3つ。
EOS R5同様シャッター音が小さいところ(メリットにもなる)
約2010万画素の解像度は、低ノイズ(ザラザラにならない)という点では優秀ですが、写真をトリミングしすぎると画質が下がってしまうというデメリットにもなります。
EOS R5は4,500画素もあるので、例えば野鳥を撮って、トリミングしても十分プリントアウトできる画質が保たれます。
記録がSDカードのみなので、動画撮影の時などはEOS R5と比べ、処理速度は劣るでしょう。
以上を踏まえ、EOS R6はこんな人におすすめ!
- 動画はおまけで写真をしっかり撮りたい人
- 夜景をメインにとりたい人
- 写真で稼いでいきたい人
予算10〜20万円
正直、一番おすすめの価格帯!
おすすめ度
EOS RP(ミラーレス)
- 約485gの軽量ボディ
- バリアングル液晶モニター
- 多彩なオート撮影モード
- サイレントシャッター
EOS RPの良さは、なんと言ってもその軽量ボディにあります。
500mlのペットボトルよりも軽いとなると持ち運ぶ回数は増えますよね。
また、モニターは前方向約180度、後ろ方向約90度、水平方向約175度可動するバリアングル液晶なので、ローアングルもハイアングルもお手のもの。
ハイアングルって何?という方はこちらの記事で解説していますので、ご覧ください。
また、EOS RPは状況に応じたオート撮影モードも充実しています。
人物、風景、集合写真、手持ち夜景、HDR逆光補正などシチュエーションに応じたモードがあるので、初心者でも安心してきれいな写真を撮ることができます。
慣れてきたら、Avモードなど応用撮影モードにも挑戦してみましょう。
Avモードについては、こちらからどうぞ。
- 5コマ/秒の連写
強いて、残念な点を挙げるのであれば、連写が少し苦手という点のみです。
とはいえ、全く撮れないというわけではないので、野鳥撮影などを専門とするといった場合でなければ問題はありません。
子どもやペットを撮る分には十分すぎます。
以上を踏まえ、EOS RPがおすすめなのはこんな人!
- 気軽にカメラを持ち歩きたい人
- 簡単にきれいな写真が撮りたい人
- 慣れてきたら自分で設定したい人
おすすめ度
EOS 90D(APS-C 一眼レフ)
- 約3,250万画素の高画質
- 常用ISO感度100〜25600
- 30コマ/秒の高速連写
私は、2台目としてこのEOS 90Dを使っていましたが、入門機としてはかなり優秀です。
まず、約3,250万画素という点で上位機種を凌ぐほどの高画質なのが魅力です。
そして、常用ISO感度も最大25600まであるので、暗闇での撮影でも写真がザラつきにくいのも良い点ですね。
また、一秒間に30コマも連写できるので、飛行機や野鳥などの撮影も余裕でできます。
このスペックは正直上位機種と変わらないくらいなので、とてもおすすめです。
- 重量
強いて残念なところを挙げるのであれば、重量くらいです。
とはいえ701gなので、少し重たく感じますが、一眼レフとしては、普通の重さです。
以上を踏まえ、EOS 90Dがおすすめなのはこんな人!
- 低価格で高画質な写真を撮りたい人
- 速い動きの被写体も撮りたい人
- 上位機種と同等の仕様がいい人
予算10万円以下
とにかく安く済ませたい人はこの価格帯!
おすすめ度
EOS Kiss M2(APS-C ミラーレス)
- シリーズ最軽量399gのボディ
- ライブビュー撮影
- 簡単操作
- 10コマ/秒
EOS Kiss M2の良いところは、やはり軽いということです。
持ち運ぶのが億劫だからという理由で、どうしても簡単に撮れるスマホに浮気してしまいます。
カメラを選ぶ基準の一つに、「持ち運びたくなるかどうか」があると思います。
持ち運びたくなるかはカメラを続ける上でとても大切な要素です。
詳しくはこちらで書いています。
結局、スマホのカメラが便利なんだよね…
じゃあ、スマホ感覚で高画質な写真が撮れるとしたら?
EOS Kiss M2は、撮りたい被写体にタッチでピントを合わせてシャッターを切るだけで綺麗な写真が撮れます。
これはまさにスマホと同じですね!
スマホと同じ感覚で綺麗な写真が撮れちゃう!
撮影モードも状況に応じたオート撮影モードがありますので、カメラの知識が特になくても、すぐに綺麗な写真が撮れます。
そして、10コマ/秒の連写性なので、運動会など動き回るお子さんもバッチリ撮れます。
もちろん、ワンちゃんや猫ちゃんも撮れますよ!
- レンズの互換性
EOS Kiss M2の残念なところ挙げるなら、レンズの互換性です。
マウントの規格がEF-Mというものなので、EF、EF-Sレンズはそのまま装着できません。
フルサイズ 一眼レフ | APS-C 一眼レフ | フルサイズ ミラーレス | APS-C ミラーレス | |
---|---|---|---|---|
EFレンズ | ◯ | ◯ | △ | △ |
EF-Sレンズ | × | ◯ | △ | △ |
EF-Mレンズ | × | × | × | ◯ |
RFレンズ | × | × | ◯ | × |
◯=互換性あり、×=互換性なし、△=マウントアダプターで装着可能
種類の多いEFレンズをEF-MマウントのEOS Kiss M2で使うならこれを買うべし!
以上を踏まえ、EOS Kiss M2がおすすめなのはこんな人!
- とにかく軽いものがいい人
- スマホ感覚で綺麗な写真が撮りたい人
- 動きの速い物も撮りたい人
おすすめ度
EOS Kiss X10(APS-C 一眼レフ)
- 握りやすいグリップ
- 自由度の高いバリアングル液晶モニター
- 一眼レフ最軽量のボディ
- 気持ちのいいシャッター音
入門機として、とても人気のあるEOS Kissシリーズの一眼レフ!
可動式のバリアングル液晶モニターや世界最軽量の一眼レフということも魅力の一つですが、個人的に良いなと思うのは、グリップです。
これはCanonのカメラの良さでもありますが、グリップを握った時に手にフィットする感覚はどのメーカーよりも一番しっくりきます。
また、シャッター音も気持ちのいい音を響かせてくれるので、「撮ってる!」感覚が味わえます。
私も一番最初に買ったカメラはEOS Kissシリーズの一眼レフでした。
- 測距点が少ない
EOS Kiss X10の残念なところは測距点の少なさです。
測距点とはピントの合う点のことです。
これが多ければ多いほどピントが合わせやすくなります。
以上を踏まえ、EOS Kiss X10はこんな人におすすめ!
- 低価格で一眼レフを始めたい人
- シャッター音を響かせて撮りたい人
- 動きの少ない被写体がメインな人
- 一眼レフで撮ってる感を楽しみたい人
おすすめレンズ
写真の写りは本体はもちろんですが、レンズの性能によって大きく異なります。
カメラ本体も色々あるけど、レンズこそありすぎて意味わかんない…
大丈夫!おすすめをまとめたから!
レンズキットなら高倍率がおすすめ
カメラ本体とレンズがセットになっているものであれば、広角から望遠までの焦点距離をカバーする高倍率のレンズがおすすめです。
近くのものから遠くのものまで1つで撮れるので、カメラを始めたての頃は撮れる被写体が多いと撮影の幅が増えます。
デメリットとしては、望遠側にすると画質が下がるものが多いということです。
一眼レフ用
ミラーレス用(フルサイズ用)
レンズ単品なら50mm単焦点がおすすめ
ボディとレンズを別で買うというのも、個人的にはおすすめです。
その中でも特におすすめなのが50mmの単焦点レンズです。
50mmという画角は、人の視野と似ているので見たままが撮れるという点でおすすめです。
また、写りも良いものが多いです。
50mmの単焦点レンズがおすすめな理由はこちらから!
一眼レフ用
ミラーレス用
一緒に買うべきもの
カメラとレンズの他には何買えばいいの?
最低限同時に買うべきものをまとめたよ!
カメラ本体とレンズが決まったら、あとは小物を揃えましょう。
重要度 はカメラと同時に買うべきものです。
重要度
SDカード
SDカードがないといくらシャッターを切っても記録されません。
同時購入はマストです。
あまりにも安いものだと書き込みの速度が遅く、撮影がスムーズに行かないこともありますので、紹介しているSanDiskのものがおすすめです。
重要度
液晶保護フィルム 重要度
カメラの液晶モニターに貼るフィルムです。
機種によって専用のものがあるので、注意して選びましょう!
これは特に安いやつで構いません。
買うカメラ専用のものを選んでね!
重要度
レンズ保護フィルター
大切なレンズを傷や汚れから守るのがレンズ保護フィルター(レンズプロテクター)です。
これもいろいろな種類がありますが、あまりに安い物だと画質の低下に繋がるので、以下のKenkoのものがお手頃でおすすめです。
レンズの口径と合うか確認してね!
重要度
カメラバッグ
すぐには必要ないかもしれませんが、できるだけ早めにゲットしておきたいのが、カメラバッグ!
普段のお出かけ用バッグに入れておくと、意外と擦り傷やほこり、粘着汚れなどがついてしまいます。
カメラはカメラ専用のバッグに入れて持ち運ぶのがベスト!
重要度
メンテナンスグッズ
カメラは意外と汚れやすいので、定期的にメンテナンスが必要です。
モニターの指紋、グリップの汚れ、レンズのほこりなどお手入れする箇所はたくさんあります。
カメラと同時に買う必要はありませんが、これも早い段階で揃えておきたいアイテムですね。
クリーニングティッシュ
ブロアー
メンテナンスグッズに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
価格帯別におすすめカメラを紹介しましたが、中古を探せばもっと安いものも見つかります。
しかし、慣れていないと性能に問題がないかなどの判断が難しいです。
まずは、10万円以上を最低ラインとして考えてみましょう。
高いカメラを買うことで綺麗な写真が撮れない理由をカメラのせいにできなくなります。
本気で写真をやりたいなら、お金をかけるのも大事なことです。
価格以外の決め手を知りたい人は以下の記事もおすすめです。
カメラを買おうか悩んでいる人はTwitterの固定ツイートにリプをください。
相談に乗ります!
以上、モンテでした。