スマホで手軽に写真を取ることができる現代ですが、本格的に写真を楽しみたいと思った時、どのカメラをどんな理由で選んだらいいのか迷いますよね。せっかく買うなら後悔したくないし、長く続けたい。スマホのカメラ、一眼レフカメラ、そしてミラーレスカメラ。この中でどれが自分に最適なのかを考えるのは、初心者にとって難しいものです。本記事では、初心者がカメラを選ぶ際の基準を詳しく解説し、最後にミラーレスカメラがどれほど便利で優れているかをお伝えします。そして、特におすすめのミラーレスカメラ5台を紹介します。
- カメラを選ぶ基準
- 初心者におすすめなカメラ5選
カメラを選ぶ基準
カメラを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。以下に、初心者がチェックすべき基準を詳細に解説します。
1. 予算
カメラの価格帯は非常に幅広く、初心者向けのエントリーモデルからプロフェッショナル向けの高額モデルまで様々です。初心者の場合、予算は5万円から10万円程度を目安にするのがおすすめです。この価格帯であれば、機能が充実していながら扱いやすいモデルを見つけることができます。
ただし、カメラ本体だけでなくレンズやアクセサリーも必要になる場合があるため、総合的な予算を考慮することが大切です。たとえば、標準ズームレンズがセットになった「レンズキット」を選ぶと、最初から幅広いシーンで撮影が楽しめます。
特に、SDカードだけは買い忘れのないようにしましょう!何を買って良いのかわからない時は筆者も愛用しているこれを買ってみてください!
あとは保護フィルターもお忘れなく!
レンズを落としたら数万〜数十万もしくは数百万の損害が出ます。
それを防止するためにも保護フィルターは必ず買いましょう!
そうすれば万が一落としてしまった場合でも数千円で被害は済みます(経験者は語る…)
保護フィルターはレンズの保険だと思って絶対買っておきましょう!
ご自身のレンズのフィルター径(◯◯mm、Φ◯◯mm、Φ◯◯と書いてあることが多いです)に合わせてご購入ください。
カメラバッグも持っておくと便利です。
カメラバッグも色々あるので、迷うと思いますが、まずは5,000円〜10,000円程度のもので大丈夫です。
ちなみに、筆者が愛用しているのはPeak Designのこのカバン!
横からも開けられるのでとても便利です!
あとは、三脚もあると便利ですが、これはあとでもOKです。
カメラをやっていくうえで、三脚の必要に気づいたら購入すれば大丈夫です。
その時は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!
合計:8〜15万円程度
内訳:
カメラ本体、レンズ 約5〜10万円
SDカード 約3,000〜6,000円
保護フィルター 約3,000〜8,000円
カメラバッグ 約5,000〜10,000円
2. カメラの重さ
持ち運びのしやすさは、写真を撮る頻度に直結します。一眼レフカメラは高性能ですが、その分重く、大きいものが多いです。一方、ミラーレスカメラは軽量コンパクトで、日常的に持ち運びやすいのが特徴です。
具体的には、一般的な一眼レフカメラの重量が約1.5kg以上であるのに対し、ミラーレスカメラは500g–800g程度のものが多く、バッグに入れて気軽に持ち歩けます。また、旅行やアウトドアなどアクティブなシーンで活躍する点も魅力です。
昔から一眼レフを使っていてそれに慣れている、一眼レフのシャッター音が好きなど、どうしても一眼レフでないといけない理由が無い限り、これからカメラを始めるならミラーレス一眼一択です。
スマホでいいやとならないためには、気軽に持ち歩けるかどうかがとても重要な要素になってきます。
ただ、ここ最近のカメラは軽量化を意識するあまり、グリップ(持ちやすさ)が軽視されがちな気がします。
そう思うと、Canonのカメラは握りやすくてとても好きです(これは筆者の個人的な感想ですが…)
軽さって大事なんだね!
3. センサーサイズ
カメラのセンサーサイズは、画質に大きな影響を与えます。センサーとは、レンズを通して入ってきた光を受け止めて画像を作る部分です。一般的な選択肢としては、以下の3つがあります。
- フルサイズセンサー: 一般的に最も大きなセンサーで、画質やボケ感が優れていますが、価格が高く、カメラ本体も大きくなりがちです。
- APS-Cセンサー: フルサイズよりやや小さいですが、コストパフォーマンスに優れ、初心者から中級者に人気です。
- マイクロフォーサーズセンサー: さらに小型軽量で、携帯性を重視する人に向いています。
初心者には、価格と性能のバランスが取れたAPS-Cセンサー搭載のモデルがおすすめです。たとえば、Canon EOS R50やFujifilm X-S10はこのカテゴリーに属します。
4. 手ぶれ補正の有無
手ぶれ補正は、特に初心者にとって重要な機能です。暗い場所や望遠撮影で手ぶれを抑えることで、失敗写真を減らすことができます。
手ぶれ補正には、以下の2種類があります:
- カメラ内手ぶれ補正(ボディ内手ぶれ補正): カメラ本体に組み込まれており、どのレンズを使っても効果を発揮します。
- レンズ内手ぶれ補正: 手ぶれ補正機能が搭載されたレンズを使用する必要があります。
初心者には、カメラ本体に手ぶれ補正機能が搭載されているモデルが安心です。たとえば、Fujifilm X-S10にはボディ内手ぶれ補正が備わっています。
5. 撮影シーン
カメラを選ぶときにとても大事なのは撮影シーンです。
どのような場面で写真を撮りたいかを考えましょう。たとえば:
- 旅行: 軽量で持ち運びしやすいカメラがおすすめです。
- 家族写真: 笑顔を素早くキャッチできる高速オートフォーカスが便利です。
- 風景: 広角レンズに対応し、細部まで鮮明に撮れるモデルが理想的です。
- ポートレート: 背景をぼかすことができる大きなセンサーを搭載したカメラが適しています。
- 動画撮影: 高画質な4K動画やバリアングル液晶モニター(可動式モニター)を備えたカメラが便利です。
それぞれの撮影シーンのイメージはこんな感じです!
6. レンズの種類
カメラ本体だけでなく、交換レンズのラインナップも重要です。初心者には、まず標準ズームレンズが付属するキットを選ぶと良いでしょう。このレンズは広角から中望遠まで幅広い撮影に対応できます。
また、後々撮影の幅を広げたい場合には、以下のようなレンズを検討するのもありです。
- 単焦点レンズ: 高い画質と美しいボケ感を得られるレンズ。
- 望遠ズームレンズ: 遠くの被写体を引き寄せて撮影できるレンズ。
- マクロレンズ: 花や小物など、近距離で細部を撮影するのに適したレンズ。
対応するレンズが豊富なCanonやSonyのカメラは初心者にもおすすめです。
初心者におすすめのミラーレスカメラ5選
さて、今まで見てきたこれらの基準を踏まえ、初心者に最適なミラーレスカメラを5台ご紹介します。
1. Canon EOS R50
初心者に特におすすめなのが、CanonのEOS R50です。コンパクトなボディにAPS-Cセンサーを搭載し、初心者でも使いやすい直感的な操作性が魅力です。動画撮影機能も充実しており、Vlogにも最適です。
- 価格帯: 約10万円
- おすすめポイント: 軽量ボディ、高性能なデュアルピクセルAF、バリアングル液晶
2. Sony ZV-E10
動画撮影を重視するなら、SonyのZV-E10がおすすめです。手頃な価格で4K動画撮影が可能で、背景ぼかしボタンなど初心者に優しい機能が搭載されています。
- 価格帯: 約8万円
- おすすめポイント: 高速オートフォーカス、豊富なレンズラインナップ
3. Fujifilm X-S10
写真の色味にこだわりたい人には、FujifilmのX-S10がおすすめです。フジフィルム特有のフィルムシミュレーション機能があり、撮影後の編集なしで美しい写真が撮れます。
- 価格帯: 約12万円
- おすすめポイント: 内蔵手ぶれ補正、多彩なフィルムシミュレーション
4. Nikon Z30
コストパフォーマンス重視なら、NikonのZ30が最適です。初心者向けの使いやすい操作性と、小型軽量設計が特徴です。
- 価格帯: 約7万円
- おすすめポイント: 優れた高感度性能、シンプルなメニュー
5. Canon EOS R100
Canonが誇るエントリーモデルのEOS R100も見逃せません。低価格ながら基本機能が充実しており、初めてのミラーレスカメラに最適です。
- 価格帯: 約6万円
- おすすめポイント: コスパの良さ、初心者向けのガイドモード
ミラーレスカメラの魅力と結論
一眼レフカメラは長らく高画質撮影の代名詞でしたが、最近ではミラーレスカメラの進化が目覚ましく、初心者からプロまで幅広い層に支持されています。
ミラーレスカメラは軽量コンパクトでありながら高画質を実現しており、初心者でも扱いやすいのが最大の魅力です。また、動画撮影や自撮りに適したモデルも多く、多用途に活用できます。
スマホでは満足できない、でも一眼レフは重すぎると感じる方には、ミラーレスカメラがベストな選択肢です。特にCanonのEOSシリーズは、初心者にとって理想的な一台となるでしょう。