きれいに花を撮るにはカメラの設定ってどうすればいい?
大事なのはどんなイメージで撮りたいかだよ!
それによって設定も変わってくるから。
花の写真をがきれいに撮れないと悩んでいる方必見!
花をきれいに撮るにはカメラ設定(F値・シャッター速度)とフレーミングが大事です。
そして、何よりどんなイメージで撮りたいかが大切です。
- きれいに花を撮るためのカメラ設定
- きれいに花を撮るための構図
- きれいに花を撮るためのおすすめレンズ
最後まで読んで、思い通りの花の写真を撮ってみてくださいね。
カメラ設定
花の写真の設定で大切な要素に、F値・シャッター速度があります。
撮りたい花のイメージに合わせてこの2つを変えることが重要です。
F値
F値は簡単に言えば、ピントの合う面を調整する項目です。
F2.8〜22というように、レンズによって値は異なりますが、値が小さいとピントの合う面が少なく、大きいとピントが合う面が大きくなります。
やわらかいイメージで撮るなら
一眼レフ・ミラーレスカメラの魅力と言ったら、とろけるようなボケ感が出せることです。
F値を下げて、一点にピントを合わせることで、周りはボケて幻想的でやわらかい雰囲気を作り出すことができます。
F値:開放〜5.6まで
撮影モードについては、こちらの記事で徹底解説しています。
以下、作例を載せておきますので参考にしてください。
忠実性を求めるなら
見たままのキレイな感じで撮りたい!
もちろん、とろけるようなボケ具合が一眼レフ・ミラーレスカメラの魅力でもありますが、しっかりと見たままの姿を忠実に写したいときもありますよね。
F値を上げることで隅々までピントが合った写真を撮ることができます。
F値:8〜16まで
撮影モードについては、こちらの記事で徹底解説しています。
画質にこだわるなら後で編集のしやすいRAW形式で撮っておくと便利です。
JPEGとRAWについては、こちらをチェック!
シャッター速度
シャッター速度とは、シャッターを切るスピードのことです。
基本的に花を撮る時は、ブレないようにシャッター速度を上げる必要があります。
目安は1/125秒以上です。
また、ズームにして撮る場合は更にシャッター速度を上げてブレを防ぐ必要があります。
F値やシャッター速度について詳しく知りたい人はこちらの記事を読んでください。
フレーミング
花をきれいに撮る上で、大事なのはフレーミングです。
花をカメラのフレームのどの位置に配置するのか(構図)と、どれくらいの広さ(画角)で撮影するのかによって、イメージが変わってきます。
構図
おすすめな構図は三分割構図(上の写真を参考)です。
画面を縦横に三等分し、その交点上に被写体を置くようにすれば、きれいに収まります。
右下のひまわりが主題で左上のひまわりと建物が副題になっています。
三分割構図を含め、その他の構図についても知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
画角
花を撮る際に意識するべきことは、どれくらいの広さ(画角)で撮るかです。
レンズの焦点距離によって撮れる画角(広角・標準・望遠)が変わり、それによって花のイメージも変わります。
広角(25mm以下)
16mmの超広角で撮影したコスモス畑と青空は秋の代名詞とも言える景色です。
上下を二分割しコスモスと青空をバランスよく配置しています。
- 余分なものが写らないようにする
- F値を大きくして全体にピントを合わせる
- 水平を意識する
- 広角レンズは広い範囲が写るメリットがある一方で、写す範囲に注意をしないと余計なものまで画角に入ってしまうというデメリットもあります。撮った後でよく見たら看板が入っていたり、自分の影が写っていたりなど、よくある失敗です。
- 広い範囲で写す場合はピント合わせも重要です。前後で距離がある場合はF値を8〜14の大きい値にすることで全体にピントが合います。
F値を上げすぎると画質が悪くなるので注意!
- 広角レンズは広い範囲を写せる分、水平のバランス取れていないと気になってしまいます。カメラの表示設定でグリッドをオンにしておけば水平が取りやすくなります。
水平のバランスを取るコツは建築写真を撮ることで鍛えられます。
詳しくはこちらからの記事で書いています。
標準(50mm前後)
- 余分なものが写らないようにする
- 構図を意識する
- 広角レンズ と同様、余分なものが写らないように写真の四隅に気を配る必要があります。
- 標準レンズで無意識に撮るとありきたりな写真になってしまうことがあるので、光の向きや構図をしっかりと考えて撮ることがコツです。
望遠(100mm以上)
- 切り取る部分をよく考える
- 構図を意識する
- ブレに気をつける
- 望遠レンズで花の一部を写す場合は、どこを切り取るかが重要です。花びらがしおれていたり、影になっていたりなど、きれいに写せない部分を避けることが大切です。
- 標準レンズと同じく、構図を意識することできれいに撮れます。
花の先に空間を空けることできれいに見える。
- 望遠レンズで撮る際は、風が吹いていないと思っても意外とブレているということがあります。望遠レンズに手ブレ補正機能が付いているものもありますが、シャッター速度を上げておくことがブレを防ぐ基本です。
撮影後の写真編集方法については、こちらをチェック!
花を撮るのにおすすめレンズ
花を撮るのにおすすめなのは近距離でピントが合うマクロレンズです。
簡単に言えば、接写ができるレンズです。
広角で撮るなら、RF 35mm F1.8mm マクロ IS STMがおすすめです。
EOS R5, EOS RPなどRFシステムを使っているならこれ!
望遠域をとるなら100mm マクロレンズがおすすめ!
マクロレンズは小物や料理、ポートレートにも使えます。
一本持っておいて損はないです!
まとめ
なんとなく撮っていた花もカメラの設定とフレーミングをしっかりと押さえて、思いどおりの写真が撮れるように頑張りましょう!
きれいな写真は印刷して飾りましょう。