イルミネーション綺麗に撮れるようになりたい!
任せて!コツを伝授するよ〜
冬といえば、イルミネーションですよね。
全国各地で様々なイルミネーションが開催されています。
思い通りに撮れない被写体ランキング上位に来るのがイルミネーションです。
こんな経験ないですか?
- 写真が暗い
- ブレブレ
- イルミネーションというより電球…
こんな経験をされた方は少なくないと思います。
なんかあのキラキラした感じがうまく撮れないし、ブレがやばい
大丈夫!ポイントを押さえて、綺麗なイルミネーションを撮れるようになろう!
- イルミネーション撮影のコツ
- イルミネーション撮影の設定値
- おすすめアイテム
撮影のコツ
ブレを防ぐ
イルミネーションの撮影は夜です。
夜景の撮影だと、F値を下げる意外に明るさを稼ぐには、ISOを上げるか、シャッター速度を下げるしかありません。
そんな時に大事なのが、三脚です。
手ぶれ補正が優秀なカメラでも三脚があった方がブレは防げます。
三脚についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
F値・シャッター速度・ISOについては以下の記事で詳しく説明しています。
適切なシャッター速度
肉眼で見るとキラキラしてるのに写真は何だか暗い
この原因は、シャッター速度にあります。
イルミネーションのLEDは目では追えませんが、点滅をしています。
西日本では周波数は60ヘルツ、東日本は50ヘルツです。
周波数の違い
LEDの点滅は2倍でそれぞれ、1秒間に120回、1秒間に100回となります。
LEDの点滅/秒
つまり、シャッター速度が短すぎると、LEDが消えている時にシャッターを切ってしまうこともあるということです。
この点滅の現象を専門用語では、フリッカーと呼びますが、このフリッカーを防止するのがコツです。
カメラによってはフリッカー防止機能があるものもあるので、お使いのカメラの説明書を御覧ください。
要するにシャッター速度をゆっくりにすればOKということです。
ただし、長くすると手ブレに繋がるので、三脚は必須ということです。
シャッター速度は1/80秒以下!
キラキラさせて撮るべし
上2つの写真、どうやって撮っているか分かりますか?
これは、カメラにクロスフィルターというフィルターを装着して撮影しています。
クロスフィルターとは、文字通り光を交差させて、キラキラが作れるフィルターです。
これを付けるだけで、特に何も難しいことは考えなくても、
キラキラでいい感じのイルミネーションが撮れます。
このフィルターのおかげでイルミネーションの電球感が消えます。
クロスフィルターは色々ありますが、筆者が使っているのは6本線のR-スノークロスというフィルターです。
超簡単!これをレンズに付けるだけ!
お持ちのレンズそれぞれに合わせた口径のフィルターを買っていると高くついてしまいます。
そんなときは、ステップアップリングがおすすめ!
お持ちのレンズの口径を大きく調整してフィルターをはめることができます。
例えば、使っているレンズの口径が67mmと82mmなら、82mmのスノークロスフィルターを買って、小さい方の62mmのレンズにはステップアップリングで調整してはめればいいというわけです。
持っているレンズの大きい方の口径に合わせると覚えていればOKですよ!
スマホを”使って”撮るべし
2つ目にご紹介するのは、スマホを”使う”方法です。
これは写真にある通り、スマホで撮影するのではなく、スマホを主題としてピントを合わせて、
背景のイルミネーションを盛大にボカしていくというものです。
スマホをカメラモードにしておけば、実際の風景をハッキリと写しながらも、
背景は玉ボケといって、丸くキレイなボケができます。
F値を小さくして玉ボケを作ろう!
幻想的に撮るべし
最後にご紹介するのは、多重露光です。
- 多重露光(多重露出)とは
-
複数枚の写真を1枚にする技法で元々はフィルムカメラで用いられました。
カメラの多重露光(多重露出)をONにして、次のように撮ります。
ピントの合った写真を撮影する。
マニュアルフォーカスにして、わざとピントを外した写真を撮る
カメラが自動的に2枚を重ねてくれます。
2枚重なることで被写体がふんわりと幻想的になります。
もちろん同じ構図の2枚を重ねる必要はなく、構図が全くの別の写真を重ねることもできます。
多重露光はハマると本当に楽しいです(沼です…)
まとめ
今回は、イルミネーションの撮り方のアイデアをご紹介しました。
- クロスフィルターでキラキラに!
- スマホにピントを合わせて玉ボケを!
- 多重露光で幻想的に!
この3つ撮り方を覚えて、思い出に残るイルミネーションを撮ってみてくださいね!
一眼レフを持ってない!という方は、以下の記事を参考にカメラを選ぶところから!