英語の発音よくしたいけど、何から始めたらいいの?
- 英語の発音をよくしたい人
- できれば無料でやりたい人
- 確実に効果のあるものを探している人
学校ではそんなに発音について勉強しなかったし、何から始めて良いか迷いますよね。
今回は英語の発音が良くなる練習法について3つご紹介します!
この3つの練習方法でネイティブから褒められる英語の発音を目指しましょう。
練習する前に
英語の発音の練習をする前に考えるべき点があります。
目標を設定すること
いわゆるネイティブスピーカーのように話したいと思うのか、とりあえず伝わればいいのかで目指す発音は変わってきます。
目標が定まったら、いざ練習開始です!
ひたすらモノマネせよ!
学ぶは真似るを語源とするように、まずは英語の発音を真似してみることが大事です。
ここで大事なのは、発音記号や英語の文法などは一旦置いておいて、全力でモノマネするということです。
恥ずかしがらず全力でモノマネする!
- 教材って何を使ったらいいの?
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モノマネのしやすい映像付きのものがおすすめです。
洋画はとてもおすすめです!
今回は私が個人的にとても大好きな『ハリーポッター』を例に見ていきましょう。
具体的な練習法
では、具体的にモノマネを使った練習法について見ていきましょう。
まずは、お気に入りのフレーズや1文を見つけます。
次に、好きなフレーズや文を音源と同じスピード、同じトーン、同じ表情で発音します。
え?!発音関係あらへんやん… と思うかもしれませんが、
実はこのスピード・トーン・表情が大事なんです!
「最低限伝わる発音」を目標とするなら、thの音が〜、LとRが〜と考える前に
上の3つを意識した方が確実に伝わります。
ちょっと考えてみてください。
例えば、日本語で「やばい」という単語は、美味しいものを食べたときでも、
恐ろしいものを見たときにも使いますが、果たしてこれらはすべて同じ言い方をしているでしょうか?
おそらく、美味しいケーキを食べたときの「やば(い)」は、
速いスピードで、高いトーンで、嬉しそうに発音するのに対し、
道端で犬のフンを発見したときのは、遅いスピードで、低いトーンで、引き気味な表情ですよね?
我々は、状況に応じてスピード・トーン・表情を変えています。
そのリアルな表現を身につけるのには、やはりモノマネが一番だという事です。
『ハリー・ポッターと賢者の石』より、ロンとハーマイオニーの会話を練習!
実際に映像を見ながらやってみましょう
Ron: Windardium leviosa!(ウィンガーディアム レビオサー)
Hermione: Stop, stop, stop! You’re going to take someone’s eye out. Besides, you’re saying it wrong. It’s Levi-o-sa, not Levio-sar.(ストップ、ストップ、ストップ!あなた人の目玉くり抜くつもり?それに、言い方間違ってるわよ!レビオーサよ!レビオサーじゃないわ。)
このように実際の話者の話し方の癖や状況を踏まえて真似することで、意外と伝わる発音になるので、まずは試してみてくださいね!
ロンのように英語が母国語でも発音は慣れていないと難しいものです。
間違えやすい英語の発音についてはこちらの記事でまとめています。
舌の動きに注目せよ!
英語の発音を向上させるステップとして次に挙げられるのは舌の動きを知ることです。
突然ですが、
「いー」と3秒発音してください。
続いて、
「あー」と3秒発音してください。
どうですか?舌が上から下に動いていますよね?
普段あまり意識はしませんが、私たちは舌の位置と高さで「あいうえお」を区別しています。
- 「い」の発音
-
舌の前の方が高い位置にある
- 「あ」の発音
-
舌の後ろの方が低い位置にある
といったように区別できます。
しかし、英語にはこの日本語の「あいうえお」の区別よりももっと細かい舌の動きの区別があります(今回は割愛します)。
舌の位置を知ることで、日本語と英語の発音がどう違うのかを明確に知ることができます!
こういった舌を含め口の中の動きは、調音音声学という分野で扱うものです。
興味がある方はぜひ、一冊入門書を買ってみると、驚く発見が山程でてきますよ!
英語の発音を研究してきた私も入門はこの本からでした。
LとTとNを発音するとき、舌は同じ位置にあるということを知っていますか?
このように普段意識しないと、気づかない発音の不思議、音声の細かな違いを徹底解説!
日本語音声学という名前ですが、日本語に特化したというより、音声学の入門書としての位置付けです。
私が責任を持っておすすめできる一冊です!
また、英語の発音をしっかり学ぶなら発音記号を学びましょう。
詳しくは、こちらの記事をチェック!
録音せよ!
最後に紹介する方法は見出しの通り、録音することです。
発音の癖は一度染み付くとなかなか取れないものです。
発音の癖を発見するには、自分の発音を録音して聞いてみることが手っ取り早い方法です。
練習しているフレーズや文をICレコーダーなどを使って録音してみましょう!
録音することで、意外と自分って声低いんだなとか、こもった話し方しているなとか、変なイントネーションだなとか様々なことに気が付きます。
もちろん、細かい発音もですが、このように自分の発音を客観視するという点で、録音は非常に効果的な練習方法だと言えます。
おすすめ
新しいフレーズや文を練習せず(もしくは練習し始めの頃)に録音し、何十回も練習を重ねたのち、もう一度録音して比べてみることです。
こうすることで上に書いたとおり、うまくなってきた箇所とずっと変わらず残っている変な癖にも気が付くことができますよ!
まとめ
モノマネ・舌の動き・録音が大事!
上記の3つをしっかりやれば、どんな目標であろうと、発音は良くなります。
まずは、目標を立て発音をしてみるところから始めましょう!