なんか写真がありきたりになっちゃうんだけど、どうしたらいい?
放射線構図で写真を迫力を出そう!
無意識に写真を撮っていると、いつも同じような写真になってしまうと悩んでいませんか?
放射線構図を知ることで、今までの写真に迫力が出ます!
自然風景、建物、ポートレートなど色々な場面で使える構図なので、初心者は特に必見です。
- 放射線構図の考え方
- 放射線構図を使うべき被写体
- 放射線構図の注意点
- 放射線構図の実例写真
放射線構図とは
放射線構図とは、写真のどこか一点から線が放射状に伸びていく構図です。
次の作例を見てください。
上の写真は、道の奥の点から道路の直線が手前に伸びているので、
奥行きが感じられて、メタセコイア並木に迫力が出ていますね!
次の作例を見てみましょう。
奥に行くにつれて隙間が狭くなっているので、奥行き感がでていますね。
また、シンメトリーになっているので、バランス感もあります。
上の写真は、右奥からやってくる車を中心に、左手前へと線が伸びているので、立体感とスピード感が出ています。
歩いている人を中心に放射線構図になっているので、奥行きがとても感じられます。
また、人を中央に配置した日の丸構図なので、安定感もあります。
日の丸構図について、花の撮り方(構図編)の記事で扱っているので、参考にしてください。
この駅のホームの写真も、左手前から右奥の一点へ収束するように視線を誘導して、インパクトをもたせています。
神社の道も地面スレスレで撮ることによって、手前から奥の賽銭箱に向かって視線を誘導することができます。
手前から祭壇に向けての視線を誘導することで、ダイナミックさがでていますね。
放射線構図の使い方
放射線構図が合う場面
「道路」「橋」など、直線が多い場面です。
直線が多い場面で写真を撮る時は、まっすぐに撮るだけだとインパクトに欠ける写真になってしまいます。
そこで、放射線構図を用いることで、迫力と立体感のある写真になります。
直線の多い場所は放射線構図が合う!
放射線構図と相性のいい構図
構図というのは、一つの写真に一つの構図だけというわけではありません。
複数の構図を組み合わせることで、より印象的な写真になります。
放射線構図と相性のいい構図は、②南禅寺水路閣、⑤の神社、⑥教会のようにシンメトリー(左右対称構図)や、
④新幹線のホームのような対角線構図です。
左右対称構図、対角線構図と組み合わせてレベルアップ!
水平のバランスに注意!
放射線構図に限った話ではありませんが、写真を撮る上で大事なのは、水平がしっかり取れているかです。
上の2つを見比べると一目瞭然だと思いますが、水平が取れていないと不安定な感じを受けますよね。
風景写真では、水平を意識することで安定感のある写真に仕上がります。
お使いのカメラに水準器(グリッド)の表示がある場合はぜひONにしてみてくださいね。
また、ポートレートなどではあえて斜めにして、不安定感(儚さ)などの演出もできるので、斜めが悪いということではありません。
水平・垂直は建物を撮ると分かりやすいです。建築写真がうまく撮れると、他の被写体でもバランス良く撮れるようになります。
まとめ
今回は、放射線構図についてご紹介しました。
普段何気なく撮っている写真も、この構図を意識することで迫力と立体感がでます。
- 直線の多い被写体には放射線構図!
- 左右対称構図や対角線構図と組み合わせがグッド!
- 水平を意識しよう!
ぜひ、今後の写真撮影に活かしてみてくださいね!