
水族館で写真を撮るといつも上手く撮れないんだけど…
モンテ大丈夫!コツを押さえれば意外と簡単にキレイに撮れるようになるよ!
水族館で泳ぐきれいなお魚や生き物をきれいに写真に撮りたい!
そう思ってカメラを構えてみるものは良いものの、撮った写真を見返してみるとイマイチなものがたくさん…
そんなことありませんか?
今回はそんなお悩みを解決する『水族館でキレイに写真を撮るコツ』について紹介します。
・カメラを始めたばかりの人
・水族館で海の生き物をバッチリ撮りたい人
・撮影の設定をなんとなくやっている人
水族館撮影のコツ
まず、水族館での撮影において大切なことは大きく分けて以下の5つになります。
これらのコツを意識するだけで、キレイな写真が撮れるようになります。
では、見ていきましょう!
シャッタースピードやISO感度に注意
水族館での撮影でよくある失敗例として「ブレ」が挙げられます。
動きが素早い水中の生きものをバシッと捉える必要があります。

そこで、大事なのはシャッタースピードです。
カメラメーカーによって表記はことなりますが、SモードやTvモードと呼ばれる、「シャッタースピード優先モード」にして撮影するのがおすすめです。
シャッタースピードは1/200秒より速くする
撮影モードについては、以下の記事で説明していますので参考にしてください。

シャッタースピードを上げると写真が暗くなるので、ISO感度で調整します。

ってことはとりあえずシャッタースピードをめちゃくちゃ速くしておけばいいんだよね?
モンテうん、でも無駄に速く設定すると、デメリットもあるよ!
シャッタースピードを上げるとブレは防げますが、写真が暗くなるので、ISO感度を上げる必要があります。
しかし、ISO感度を上げすぎる(ISO 1600以上)と写真にザラザラとノイズが入るようになります。
そのため、ブレないギリギリの速いスピードに設定することが大切だということになります。
まずは、先程説明した「シャッタースピード優先モード」で撮影してみましょう。
慣れないうちは、「ブレない写真」と撮ることを目標としてください。

水槽の反射に注意

水族館の写真が難しい理由として、水槽の反射が挙げられます。
テキトーに撮っていると、人の影や非常灯など余分な映り込みや反射が写ってしまい、せっかくの海の生き物がキレイに撮れません。
ここで意識するのは、水槽とカメラの角度です。
できる限り近づいて水槽に対してまっすぐにカメラを構えてシャッターを切りましょう。
そうすることで、無駄な反射を抑えることができます。

水槽のガラスにカメラをぶつけないように注意してくださいね!
映り込みをさらになくすには便利なグッズもあります。
1枚もっておくと夜景にも使えるので便利ですよ!
風景の撮影にも使える偏光フィルターは光の反射を消してくれるとても便利なアイテムです。
これは1枚持っておくと重宝しますよ。
ピントの合わせ方
カメラの設定でもう一つ大事な点は、ピントの合わせ方です。
① AFモードはサーボAF(もしくはスポーツモードなど)にする。
お持ちのカメラが動体を撮影するモードがある場合は、そのモードを使いましょう。
② ピントエリアを広くする。
シングルフォーカス(1点にピントをあわせる)ではなく、オートエリア(広くピントを合わせる)の設定にすることで、動いてくる生き物にピントを合わせやすくなります。
③ コンティニュアスAFを使う。
シャッターボタンを軽く押してピントを合わせてから落ち着いてシャッターを切りましょう。
焦って一気にシャッターボタンを押すとミスが増えます。

EF24-70mm f2.8L II USM
ISO 100
焦点距離 41mm
F値 3.5
SS 1/800s
おすすめ構図
どの生き物を撮るかによって変わりますが、動きが速い魚の場合は、広い画角で撮影するのがおすすめです。
上記の設定で、画角内に被写体が来たら落ち着いて写真を撮りましょう。
基本的には、被写体を中心に置く、日の丸構図で大丈夫ですが、あえて枠を入れる額縁構図も水族館に来た感があって面白いですよ。
また、泳いでいる魚などを撮る場合は、余白を作ると優雅に泳いでいる感じに見えます。

EF24-70mm f2.8L II USM
ISO 2500
焦点距離 24mm
F値 6.3
SS 1/80s
(構図については、この記事でも扱っています。)

水族館撮影の注意点
水族館での撮影では、普段と違う注意点もいくつかあります。
マナー違反にならないように注意しましょう!
ストロボは使わない

まずは、ストロボ(フラッシュ)撮影は禁止です。
生き物をびっくりさせてしまったりするので、発光しないようにあらかじめ設定をしておきましょう。
どうしても写真が暗くなる場合は、ISO感度で明るく撮れるように調整するのがベターですね。

三脚はNG

ブレないように撮ろうと思って三脚を使うのはNGです。
基本的に水族館の展示室は狭く暗い場合が多いので、他のお客さんの迷惑にならないように三脚の使用は控えましょう。
ブレないようにするには、上記で説明した方法でシャッタースピードを調整してうまく撮りましょう。
水に濡れないように
イルカショーなどのステージでは水がかかる場合があります。
防滴機能があるカメラでない場合は、水に濡れないように注意してください。
実は、カメラ用のレインカバーもあります笑
意外と使えるので買ってみてくださいね!

