こんにちは、モンテです。
今回は、
「いつも撮る写真が同じ感じになっちゃう」
「どうしたらイメージ通りの写真が撮れるの?」
などの疑問や悩みを解決しながら、
一眼レフカメラ初心者の方が今すぐに出来る、写真に”動き“と”感情“入れるテクニックをご紹介します。
空間の大切さ
まず、いきなりですが、次の写真を見てください。
![](https://chubbyash-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/Q4A8573-1.jpg)
この写真を見て、何を思いましたか?
「え?うーん、別に可愛いミーアキャットじゃない?笑」
と思うかもしれませんが、
実はこの写真ちょっと残念なんです。
どこが残念かと言うと、空間の取り方です。
続いて、こちらの写真を見てください。
![](https://chubbyash-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/Q4A8573-1200x801.jpg)
どうですか?
先程の写真と比べて、ミーアキャットの目線の先に広い空間が取られていますね。
こうすることで、写真を見る人は、
「ミーアキャットの目線の先にあるもの」を想像することができます。
「目線の先へ移動するかも」と思えることで、写真に動きが出ます。
これは、動物に限らず、花でも木でも建物でも同じです。
![](https://chubbyash-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/Q4A0480-1200x801.jpg)
この写真だと右上から左下に向かって紅葉が伸びてきています。
写真を見る人の目線は、右上から左下へと動き、奥の門へと移動します。
なので、このイメージは、あくまでも主役は紅葉だけれど、
お寺の紅葉ということが伝わる写真になっています。
そして、左下の空間を空けておくことで、枝が右上から左下に伸びていくスピード感も感じられます。
空間の取り方
次に、空間の取り方について紹介します。
先ほど説明した通り、被写体の目線や向かっている方向に空間を空けることで、
「スピード感」や「勢い」を表すことができます。
![](https://chubbyash-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/Q4A2718-1200x1799.jpg)
この写真も鳥の上に少し空間空いており、「なにか考えてる?」といった具合で、想像が膨らみますよね。
![](https://chubbyash-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/Q4A1166-1200x801.jpg)
また、この写真では、鳥の飛んでいく方向に空間を設けているので、
左から右へ飛んでいく”動き”がついています。
「じゃあ、とりあえず被写体の向いている方向を空けておけば良いんだね!」
と思いがちですが、空けない時もあります。
次の写真を見てください。
![](https://chubbyash-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/MG_2909-1200x800.jpg)
この写真では、イルカを見る子どもたちの目線の先には空間が空いていますが、
イルカの目線の先には空間が空いていません。
あえて詰めることで、「淋しさ」「儚さ」「喪失感」を表現できます。
つまり、この写真のイメージは、「イルカを見ていたけど、イルカが向こうへ行ってしまって残念」ということになります。
まとめ
今回は空間の取り方によって表せる”動き“と”感情“についてご紹介しました。
「スピード感」「勢い」「力強さ」を表すなら、被写体の目線の先に空間を作る。
「淋しさ」「儚さ」「喪失感」を表すなら、被写体の目線の先を詰める。
これらの点を意識して、写真を撮ってみてくださいね!
もっともっと写真撮影が楽しくなりますよ!!