こんにちは、モンテです。
今回は、
「いつも撮る写真が同じ感じになっちゃう」
「どうしたらイメージ通りの写真が撮れるの?」
などの疑問や悩みを解決しながら、
一眼レフカメラ初心者の方が今すぐに出来る、写真に”動き“と”感情“入れるテクニックをご紹介します。
空間の大切さ
まず、いきなりですが、次の写真を見てください。
この写真を見て、何を思いましたか?
「え?うーん、別に可愛いミーアキャットじゃない?笑」
と思うかもしれませんが、
実はこの写真ちょっと残念なんです。
どこが残念かと言うと、空間の取り方です。
続いて、こちらの写真を見てください。
どうですか?
先程の写真と比べて、ミーアキャットの目線の先に広い空間が取られていますね。
こうすることで、写真を見る人は、
「ミーアキャットの目線の先にあるもの」を想像することができます。
「目線の先へ移動するかも」と思えることで、写真に動きが出ます。
これは、動物に限らず、花でも木でも建物でも同じです。
この写真だと右上から左下に向かって紅葉が伸びてきています。
写真を見る人の目線は、右上から左下へと動き、奥の門へと移動します。
なので、このイメージは、あくまでも主役は紅葉だけれど、
お寺の紅葉ということが伝わる写真になっています。
そして、左下の空間を空けておくことで、枝が右上から左下に伸びていくスピード感も感じられます。
空間の取り方
次に、空間の取り方について紹介します。
先ほど説明した通り、被写体の目線や向かっている方向に空間を空けることで、
「スピード感」や「勢い」を表すことができます。
この写真も鳥の上に少し空間空いており、「なにか考えてる?」といった具合で、想像が膨らみますよね。
また、この写真では、鳥の飛んでいく方向に空間を設けているので、
左から右へ飛んでいく”動き”がついています。
「じゃあ、とりあえず被写体の向いている方向を空けておけば良いんだね!」
と思いがちですが、空けない時もあります。
次の写真を見てください。
この写真では、イルカを見る子どもたちの目線の先には空間が空いていますが、
イルカの目線の先には空間が空いていません。
あえて詰めることで、「淋しさ」「儚さ」「喪失感」を表現できます。
つまり、この写真のイメージは、「イルカを見ていたけど、イルカが向こうへ行ってしまって残念」ということになります。
まとめ
今回は空間の取り方によって表せる”動き“と”感情“についてご紹介しました。
「スピード感」「勢い」「力強さ」を表すなら、被写体の目線の先に空間を作る。
「淋しさ」「儚さ」「喪失感」を表すなら、被写体の目線の先を詰める。
これらの点を意識して、写真を撮ってみてくださいね!
もっともっと写真撮影が楽しくなりますよ!!